前回の「貯金ができない人でも預貯金を増やす4つのステップ」では、預貯金を増やす仕組みと主に固定費の削減について、紹介してみました。
日常的に使う費用には、生活するのに絶対に外せない固定費と、もう一つは、節約意識を持ち、工夫次第で削減できる変動費があります。
今回は、変動費の代表格である「食費」「娯楽費」「交際費」の削減について考えてみたいと思います。
Contents
【変動費の削減は、生活習慣の見直しから始めよう】
変動費の削減は、強制的に引き落とされたり、支払う必要のある固定費とは異なり、まず自分が何にお金を使っているかを把握する必要があります。
変動費の分だけでも、家計簿をつけるのが理想ですが、家計簿の記帳に何度も失敗している方は、日々、何にお金を使っているか、また休日に何にお金を使っているのかを大まかに考えてみましょう。
独身時代の私の日常
本項では、恥ずかしながら、私自身の独身時代を思い出してみたいと思います。
〇朝は、毎朝コンビニで弁当などを買う。
独身時代は、塗装業や造園業をしていましたので、朝は毎日コンビニで弁当などを買っていました。買っていた物を列挙してみましょう。
・弁当 500円
・お茶 120円
・缶コーヒー 110円
〇仕事帰りに毎日コンビニで夕飯の弁当などを買う。
独身時代は、仕事帰りにもコンビニで夕飯の弁当やビール、缶酎ハイなどを買っていました。
・弁当 500円
・サラダ 300円
・おかず 400円
・つまみ 400円
・缶ビール500㏄ 300円
・缶酎ハイ 200円
購入品は夕飯+つまみ+ビールと、独身や単身赴任の男性の典型的なパターンですね。
算出してみると、
一日 2,830円
これを週に6日として、
一週間で、16,980円
一ヶ月で、67,920円ですね。
これは、お金貯まらんわ、当時の私はアホですね(^_^;)
ちなみに一人暮らしをしていた頃は、週に3日は外食でしたね。大体一度外食をすると3,000円位は使っていました。
外食するのも、コンビニで買うのも、ほとんど変わらないですね。月に約7万円です。
休日に買っていたものは?
では、次に休日に何にお金を使っていたのかを思い出してみたいと思います。
〇休日は本屋に行く。
休日は、本屋に行く事が多かったですね。長い時は3~4時間居たと思います。
まず、格闘技や武術関連の雑誌を読んで、面白そうだったら即買っていました。
あと、話題になっている本や好きな作家の新刊が出たら、これも買っていましたね。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」とかも買っていました。10年以上たっても読んでいないですが…、皆さん、そういう本を持っていないですか?
漫画も一冊読んで、面白かったら、大体全巻揃えていましたね。皆さんも、揃えていませんでしたか?
本屋に一度行くと、大体3~4千円位は使っていましたね。読まずに捨ててしまった本も多かったと思います。
本屋へは、月に2~3回は行っていたでしょうから、毎月1万円前後は使っていたでしょうね。
〇月に一度は服を買いに行く。
服を買いに行くと、せっかく来たのだからと、シャツとか何か一着は買っていました。
でも、結局気に入った服ばかり着て、着ない服は、着ないんですよね~。
皆さんも、そういった経験ないですか?
また、スーパーなどに行くと、バーゲン品などで「これ安いなぁ」と思うとカバンとか買っていましたね。
使わないのに…。
〇週末は飲みに行く。
まず居酒屋に行って、それから二次会、三次会とね(^_^;)
飲みに行くと、大体2~3万は、使っていました…。
この時点で、変動費だけで、10万円を超えましたね。
当然ですが、こんな暮らしをしていたら、毎月給料は使いきってしまいますよね。
と、独身時代を思い出して書いてみましたが、段々悲しくなってきますね(T_T)
皆さんも、日々に何にお金を使っているかを、一度考えてみると良いと思います。
それで馬鹿らしくなってきたら、節約をする動機になると思います。
【自分を変えれば、お金は貯まっていく】
さて、ここからは気持ちを入れ替えて、節約する事を考えてみましょう!
実は、これまで書いてきた変動費に関しては、自分の気持ち次第でいくらでも節約していく事ができます。
順に解決策を考えていきましょう。
〇コンビニにはなるべく行かない。夕食は、昼食にも食べられるメニューを。
読み返してみると、コンビニで買っている物は、主に昼食と夕食ですよね。つまり食費です。
夕食にかける食費は、さすがに抜く事はできませんが、昼食や弁当は、夕食の残りで足りる場合があります。
私は今は自営業で家にいる事も多いので、昼食は、大体夕食の残りと冷凍食品を何か一品でも充分です。
また、翌日の昼食にも食べられるメニューを夕食の献立として考えてみるのも有効だと思います。
昼食にも食べられるおすすめレシピの一つは、お好み焼きですね。
我が家では月に1~2回くらい、お好み焼きを作ります。
普通のお好み焼きの具以外にも、残っている野菜なども色々と入れます。
それも、その日の夕食分だけでなく、少し小型のお好み焼きを何枚も焼いておいて、ソースは付けずに冷凍しておきます。
↓ハンバーグみたいですが、お好み焼きです。
お好み焼きは、皆大好きなので、食べたい時に各自で解凍して食べていますね。
同様のやり方は、ハンバーグやカレーなどでも応用できます。コツは一人前ずつ、そして解凍に時間が掛からないように薄くして冷凍する事です。
結果としては、今はほとんど昼食代がかからなくなりました。
独身時代は、弁当代とお茶代などで700円位使っていましたから、今は一日当たり700円の節約ですね。
週6日で4,200円。月で16,800円にもなります。
実現できたら、先取りして貯金してしまいましょう!
〇お酒はやめる。
独身時代は、ほぼ毎日お酒を飲んでいましたね。また週末は外に飲みに行っていました。
現在では、夏場以外は、ほとんどビールも飲まないですね。どうしても飲みたい時は、ノンアルコールビールを飲んでいます。
理由は、酔ってしまうと、後はだらだらですからね。
今は在宅での介護もあり、自分の時間が本当に減ってしまいましたから、夕食後から就寝までの時間がとても貴重になりました。このブログも夕食後の時間に書いています。
お酒を飲んでいる方で、時間がな~いという方は、お酒をやめれば時間ができますよ。
【関連記事】わたなべぽんさんも、毎晩のビールはやめたそうです。
〇本は図書館で借りる。
本は、読みたいなと思う本があったら、まず図書館に予約のリクエストを出します。
話題になっている本というのは、大体どこの図書館でも購入している事が多いです。
ただし順番になりますから、新刊をすぐに読むことはできません。それでも大抵は読むことができます。
また、地元の図書館に無い本でも、今は県内の図書館はデータベース化していて、相互貸借で貸し出していますから、リクエストを出しておけば、読める本も多いです。
それでも、読むことができなければ、そこで初めて購入を考えます。
それも中古でですね。今はamazonとか、ネットオフとか、本当に便利な世の中になりましたね(^-^)
また、図書館で借りた本でも、「自分にとって本当に必要だ。」と確信できた場合のみ買うようにしています。
〇レンタルが可能な物は、買う前にレンタルで試す。
漫画は、昔は全巻揃えたりしていましたが、揃えるとスペースを取りますからね。
今は漫画もGEOやTSUTAYAの宅配レンタルで借りる事が多いです。最近だと「島耕作」シリーズや「インベスターZ」などは、レンタルで読みましたね。
読んでみて、揃えたいと思ったら、amazonのKindle や楽天kobo、hontoなどの電子書籍で購入すれば、スペースを取りません。
個人的には、楽天ポイントが使えるので、楽天kobo を利用する事が多いです。
他にも昔と比べれば、今はインターネットで様々な物がレンタル可能となりました。買う前にレンタルでお試しというのもありだと思います。
↓DMMの色々レンタル では、キャリーバッグやお掃除ロボを借りた事があります。ホームベーカリーや高圧洗浄機なども試してみたいですね。
〇服は本当に着るかどうかを、買う前に真剣に考える。
服に関しては、やはり年齢的なものも大きいのではないかと思います。
若い頃は、やはり恰好を気にしますからね。
今は実用的かどうかですね。特に着心地の悪い服は、デザインが良くても、結局着ない事が多いです。
逆に着心地が良くて気に入ったものは、同じものを、ネットで探してでも買う事もあります。
理由は、やはり自分にぴったりくる物って、そうそうないと思うんですよ。一生のうちに何度かだと思います。
犬一代に狸一匹というやつですね。(意味は、ググってみて下さい)
特に靴は、我慢すると足を痛める事もあります。
あるメーカーの靴ですが、私には本当にピッタリで、これほど合う靴は他にないので、色違いも含めて三足買った事もあります。
もう製造されていないので、履き替えながら、大事に使っていますね。
服のレンタルサービスを利用する。
また、女性の方は、服のレンタルサービスも面白いんじゃないかなと思います。
月々の定額で、毎月何着かの服がコーディネートされて送られてくるサービスですね。
女性の場合は、やはり流行も大事でしょうし、かと言って買ってばかりいたら、すぐにクローゼットがいっぱいになってしまいますからね。
レンタルした上で、「これは!」と思う服に出会ったら購入するのもありだと思います。
いずれにしろ、服に関しては、「本当に着るかどうか」を買う前に考えるようにしましょう!
【関連記事】
〇春になったら、冬物を買いに行こう。季節をずらすと、こんなにお得!
〇飲み会は、一緒にいて本当に楽しい人とだけ行く。
飲み会は、道場を開いてからの10年間位は、生徒達とほぼ毎週行っていましたね(;^ω^)
一通り、飲んだ後にカラオケに行ったり、締めにラーメンを奢ったりもしていましたから、本当にいくら位使ったんだろうと思います。
ただ生徒達も段々年を取りましたし、年齢と共に道場を去る者もいますし、次第に回数は減っていきましたね。
今は、年に数回だけ、一緒に飲んでいて楽しいと思う人とだけ行っていますね。
嫌いな人と飲んでいても楽しくないですからね。飲み会は厳選して行くようにしましょう。
【変動費の削減は、生活習慣を見直せ!のまとめ】
今回は、私自身の経験を基に、生活習慣の見直しをいくつか挙げてみましたが、いかがでしたか?
実は私自身も、自分の生活習慣の見直しを始めたのは、40代に入ってからです。
結果としては、現在の変動費は、独身時代の3分の1位でしょうか。月によっては4分の1位の時もあります。
20代から始めていたら…、今頃は資産家になっていたかもしれませんね(-_-;)
でも、お金って入ってくると、やっぱり使ってしまうんですよね。
私の場合は、父が脳梗塞になって、在宅介護をする事になり、それを転機に少しづつ人生が変わっていったように思います。
それでも、道場経営が順調に伸びていた頃は、まだ相当無駄使いもしていましたね。
その後、収入が減ってきてから、【倹約生活のすすめ】に書いてあるコンセプトを真剣に考えるようになりました。
不思議なもので、収入は大幅に減りましたが、逆に貯金は増えました。また現在では投資にも挑戦しています。
人は人生に左右されながら、必要に応じて変わっていくものなのかもしれませんね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
【関連記事】固定費の削減方法は、下記記事をご参考下さい。
〇貯金ができない人でも、自動的に預貯金を増やす4つのステップを初公開!
〇クレジットカードは、何にポイントを使うかを考えて活用しよう!
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