70代の母が、格安スマホへの乗り換えを検討中!
母は20年以上のソフトバンクユーザーで、現在のガラケーも10年以上にわたって使用してきましたが、裏蓋を紛失し、電源コネクターのカバーもボロボロという事で、スマホへの乗り換えを考え出したようです。
ここ1~2年で、ずいぶんと普及の進んだ格安スマホですが、ネットで契約して、自分で設定するネット型の携帯電話会社とお店で契約して、お店で初期設定などをしてもらう店舗型の携帯電話会社があります。
SIMの乗り換えだけであれば、ネットで契約する DMMモバイル や IIJmio などのほうが安いのですが、やはり年配の方にとっては、分からない事があった時に、すぐに聞きに行ける店舗型のほうが安心できるようです。
という訳で、母と一緒に店舗型の格安スマホを、実際に店舗を回って、比較してみる事にしました。
Contents
【まずYワイモバイルへ見積もりに行ってみました。】
母はこれまでソフトバンクを利用してきたので、移るなら同一系列である「ワイモバイル」が一番手軽だろうと考えていたようです。
という訳で、まずは近所の大型スーパーにあるYモバイルへ行ってみました。
結論から言うと、ソフトバンクからワイモバイルへの移行は、特典がほとんどありません。
逆にドコモやauなど他の携帯会社からの乗り換えや新規であれば、プランの割引や機種代の割引もあるようです。
また、大々的にCMしているワンキュッパ割り(-1,080円)は、最初の一年間だけのようですね。
〇Yモバイルのメリットを確認
(2)ソフトバンクの同一系列なので、通信速度はかなり速いそうです。
(3)店舗数が他の格安スマホ会社と比べて多い。
(4)Yモバイルの会員になると、ヤフーのプレミアム会員となるので、 Yahoo!ショッピング や LOHACO で買い物をするなら、Tポイントが5倍になる。
(5)Ymobileのキャリアメールが使える。
といったところでしょうか。
やはり(1)の10分以内の国内電話が何度でもかけ放題が基本プランに含まれているのは魅力的ですよね。他の格安スマホ会社の場合はアプリを入れて、オプションで850円程度かかりますから。
あと(3)の店舗数が多いというのも、年配の方にとっては安心できます。
(5)のキャリアメールは、ネット銀行などを利用する時のワンタイムパスワードを取得する際に、地味に便利です(^-^)
詳しくはYモバイルの公式サイト をご覧下さい。
【続いてドコモへ見積もりに行きました。】
格安スマホではなく、なぜドコモに行ったかと申しますと、うちの生徒さんがドコモの家族割りのシェアプランに乗り換えて、機種代が無料になったり、ずいぶんと安くなったという話を聞いていたからです。
行ってみた感想は、確かに機種代が無料の端末があったり、家族で通信料を分け合うプランであれば、かなり安くなるようです。
ただ一人で契約した場合は、端末無料で一番安いプランでも、やはりYモバイルより2,000円近く高かったですね。
この時点では、やはりYモバイルで決めるかなぁと思っていました。
【最後にUQモバイルへ見積もりに行きました。】
正直言うと、「UQモバイル」へは、行こうと思って行った訳ではなく、たまたま寄ったという感じでしょうか。
たまたま寄ってみたら、まず機種代が無料でした。
更に現金で10,000円キャッシュバックキャンペーンを偶然実施中!(・□・;)
上記のキャンペーンは、私が行った店舗で行っていたキャンペーンです。他の店舗は分かりません。
これは、と思って見積もりを出してもらう事にしました。
以下は、YモバイルとUQモバイルの料金比較です。
【UQモバイルとYモバイルの料金比較】
1)料金プラン
最安の1Gのプランの料金は、ほとんど変わりません。(大体、税込みで2,100円位)
どちらも、2年目からは、料金が約1,000円上がります。(大体、税込みで3,200円位)
どちらも2回線目は、家族割りで税抜き1480円~。
どちらも2年間は、2Gへ容量を増やせるキャンペーンを実施中のようです。
料金プランに関しては、さすがライバル同士、変わりがないですね!
2)無料国内通話(回数制限なし)
Yモバイルは、10分以内。
UQモバイルは、5分以内。
う~ん、これはYモバイルに軍配が上がりそうですね。
ただUQの場合は、月に60分間の定額での無料通話(ぴったりプラン)も選べるようです(2年間のみ/3年目からは30分間)。
3)端末保障サービス
(端末が故障した際に、割引価格で新品同等品と交換するサービス)端末購入時のみ契約可
Yモバイル(故障安心パックプラス)745円
UQモバイル(端末保障サービス)410円
Yモバイルのほうが高いですが、Yモバイルの場合は、店舗で交換ができ、データの復旧やウィルス駆除などの費用の一部も補填しているようです。またiPhoneも対象としているようです。
UQモバイルの場合は、宅配で交換品が送られてきて、故障品を返送する形です。こちらはiPhoneには対応していないので、iPhoneの場合は、AppleCareという別のオプションサービスに加入する必要があります。
最低限必要な費用となると、以下のようになりますね。(2018年3月現在)
一年目が、
Yモバイルで2,883円
UQモバイルで2,548円
二年目が、どちらも1,080円上がって、
Yモバイルで3,963円
UQモバイルで3,628円
この段階では、iPhoneかどうかが、大きな選択肢になりそうですね。iPhoneにこだわる方は、Yモバイルのほうが良いでしょうし、こだわらない方はUQのほうが安く済みます。
続いては、前述した通話時間の長さでどちらを取るかですね。10分と5分では倍ですからね。頻繁に10分程度、電話をする方ならYモバイルのほうが良いかもしれません。
あとデータの復旧やウィルス駆除までの保証を求めるならYモバイルが優勢かも。
〇YモバイルやUQモバイルのデメリット
ここで、YモバイルとUQモバイルの共通のデメリットも紹介しておきましょう。
(1)両社とも契約に2年縛りがあり、更新月以外は契約解除料がかかる。
更新月に解約しない場合は、自動更新となり、再度2年間の契約となります。
(2)両社とも2年目から、料金プランが1,000円上がる。
この2点は、準キャリアである、2社の最大のデメリットですね。
他の格安携帯電話会社は、縛りは1年だけで、2年目以降は契約解除料がかからないところが多いようです。
店舗型携帯電話会社である、YモバイルやUQモバイルの契約を考えている方は、この2つのデメリットも忘れないように注意して下さい。
【我が家で選んだ格安スマホは?】
結論から言えば、我が家では、「UQモバイル」を選びました。
一番の理由は、端末代が無料のキャンペーンをやっていた事ですね。
Yモバイルの場合は、上記の料金以外に端末代金が3万円位かかりました。月額で約1,300円の24回払いです。
これは、現実問題として、やはり大きかったですね(^_^.)
他にもUQモバイルを選んだ理由は以下の通りです。
〇UQモバイルのメリット
(2)節約モードの設定なら、データ消費がほぼ0。
(3)アプリでスマートフォンセキュリティが無料。
(4)電話で質問ができる安心サポートが2ヶ月は無料。
(5)紹介キャンペーンでamazonギフト券が2,000円もらえる。(2018年3月31日迄)
(6)余ったデータを翌月へ繰り越せる。
これにプラスして、私が行った店舗では、キャッシュバックキャンペーンが行われていました。
(4)安心サポートの無料サービスは、契約月の翌月までです。継続しない場合は、契約した月の翌月末までに解約手続きが必要です。
(5)の紹介キャンペーンも、今回UQに決めた理由の一つでした。端末代が無料という事で、身内も一人UQに移る事になりました。
(6)のデータ繰り越しは、UQはOKですが、Yモバイルではできないそうです。
あとUQモバイルでも、uqmobile.com のキャリアメールを月額200円で使う事もできます。
詳しくは、UQモバイルの公式サイトをご覧下さい。
【格安スマホへの乗り換え手続きのおさらい】
さて、ではここまでの格安スマホへの乗り換え手続きのおさらいをしてみましょう。
(1)現在、契約している携帯電話会社の更新月を確認する。
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)などでは、更新月以外に解約すると、契約解除料(違約金)がかかります。通常は大体9,500円位です。
(2)更新月までに、どこの格安スマホ会社にするか決め、乗り換えの準備をすすめる。
・ほしい端末があれば、その端末を扱っているかどうか(iPhoneなど)
・料金プランの検討
通信の容量は、何G必要か
かけ放題にするかどうか
端末保障が必要かどうかなど
・店舗型の携帯電話会社にするか、ネット型の携帯電話会社にするかなど
※ SIMの乗り換えのみの場合は、現在お持ちの端末が、移転先のSIMで利用可能かを必ずチェックしておきましょう。
(3)更新日まで、各店舗のキャンペーンを確認する。
可能であれば、各店舗のキャンペーンを確認しましょう。
やはり、端末無料や初期費用(事務手数料)無料のキャンペーンは、大変魅力です。
その他にも、紹介キャンペーンやキャッシュバックのキャンペーンもあります。
(4)MNPの転出届を提出。
MNPの転出には、手数料が3,240円かかります。
またMNPの予約番号の有効期限は、約2週間です。期限内に乗り換えの手続きが終わるように、計算して転出届けを出しましょう。
(5)乗り換え先の携帯電話会社と契約する。
契約には、身分証明書(運転免許証やパスポートなど)とクレジットカード(口座振替の方は、銀行のキャッシュカード)、MNPの予約番号が必要です。
うちの場合は、UQモバイルで乗り換えと同時に名義の変更を行ったので、続柄記載の住民票も用意しました。
【UQモバイルに乗り換えてみた感想は?】
店舗での乗り換えでしたので、当日に端末とSIMも受け取れましたし、初期設定もしてもらえたので、楽でしたね。
通信もスムーズです。
ただ店舗型といっても、やはり常駐のスタッフは、大手キャリアと比べると、かなり少ない印象です。
ですので、店舗型のメリットである「分からない事があれば、いつでも聞きに行ける」かと言うと、週末などの忙しい時間帯は、厳しいかもしれません。
実際、私が契約に行った時も、最低限の設定や質問には答えてくれましたが、次のお客が待っていたせいか、少し急いでいましたね。
何もかも分からない、じっくり質問したいという方は、大手キャリアの携帯電話会社を選択した方が良いかもしれません。
大手キャリアと格安スマホの価格の違いは、やはり人件費という部分が大きいのでしょうね。
【次回の乗り換えは、ネット型も選択肢に】
ある程度スマホが使えるようになれば、店舗型を選択するメリットはありませんし、SIMの乗り換えだけなら、ネット型の携帯電話会社を選択した方が安く済む場合もあります。
DMMモバイル
DMMモバイルは、基本プランに業界最安値を多く持つ格安携帯電話会社です。
私自身は、DMMモバイルを2年以上使っていますが、特に不便は感じていません。
DMMモバイルのメリット
最低契約期間は一年だけですし、2年目以降に代金が上がらないのが、DMMモバイル のメリットですね。
参考までに、今回と同一プランであれば、
料金プラン(1G)1,260円 + 10分かけ放題 850円 + 端末交換保障 350円
計 2,460円 、税込みだと2,657円 ですね。
一年目は、UQモバイルより100円程度高くなりますが、2年目以降も代金は変わらないので、実質的にはUQより1,000円弱安くなります。
他社ではあまり扱わない1Gや2Gなどの細かい料金プランの設定ができるのもDMMモバイルの特徴です。
DMMモバイルの注意点
DMMモバイルは、ドコモの回線を利用しているので、SIMだけを乗り換える場合は、ドコモの端末かSIMフリーの端末しか利用できないので注意が必要です。
あとは店舗型ではないので、サポートは電話かメールのみですね。
興味のある方は、DMMモバイルの公式サイト をご覧下さい。
IIJmio
端末込みで、乗り換えるならIIJmioも良いかもしれません。
IIJの場合は、ドコモ以外にau端末への乗り換えも可能です。
今回と同一のプランはありませんが、端末代込みで、3分かけ放題で、容量3Gのコミコミセットで1,880円というプランがあります。
電話は手短に、その分通信量を多めにという方には、ピッタリでしょうね。
全体的にIIJの場合は、データ使用料が多い方向けの格安スマホ会社といった印象が強いです。
こちらは、2年目に一旦料金が1,000円程度上がり、3年目以降になると下がるという料金プランです。
詳しくは、IIJの公式サイト にてご確認ください。
店舗型格安スマホを徹底比較!まとめ
今回の乗り換えは、自分の時とは違い、事前に店舗へ下調べに行ったりと、色々と大変でしたが、比較してみる事で各携帯電話会社の特徴が分かり勉強になりましたね。
格安スマホに乗り換える場合は、やはり各社の特徴を把握する事が肝要です。
その上で、何を最優先にするか検討してみると良いと思います。
うちの場合は、母が高齢だったため、分からない事があればお店に聞きに行ける【店舗型】を選択しましたし、アプリを使わなくても、かけ放題プランが最初から含まれている携帯電話会社を選びました。
また最終的には、端末代が無料のキャンペーンやキャッシュバックなども重なって、UQモバイルに決めました。
ただし、UQモバイルの無料通話時間は5分間だけですから、通話時間がオーバーする場合は、Yモバイル のほうが良いかもしれませんね。
年齢的にどうかとも思いましたが、思い切ってスマホデビューさせて良かったです。
私たちに質問をしながら、少しずつスマホを使いこなそうとしている母を見ていると、楽しそうですよ。
写真を撮ったり、電話帳を移したり、覚えた事をノートに書きながら、自分でできるように毎日勉強しています。
認知症の予防にも良いのかもしれませんね(^-^)
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。よろしければ、参考にされてみて下さい。
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