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在宅で受診できる訪問医療サービス(在宅訪問診療)を利用する。

訪問医療イラスト
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これまでに、介護保険サービスの利用法として、

と紹介してきましたが、今回は、父が利用している訪問医療サービス(在宅訪問診療)について紹介します。

【在宅訪問診療とは】

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在宅訪問診療とは、在宅で介護を受けている方など、通院が困難な方を対象に、医師や看護師、歯科衛生士、按摩師などが定期的に自宅を訪問し、治療・看護・健康管理等の医療行為を行うものです。

具体的には、診察や治療と共に血圧測定、血液検査や尿検査、薬の処方などが行われます。

我が家では、現在、歯科按摩(緩和マッサージ)の訪問医療サービスを利用しています。

実際、父を歯医者に連れて行っても、診察台に乗せるだけでも大変ですし、また腰痛がひどいため、診察台に乗った状態で治療するのは無理だと思います。

そういった通院が困難な方を対象とした医療保険を利用したサービスになります。(介護保険の適用ではありません)

【訪問医療サービスの申し込み方法は?】

訪問医療サービスは、基本的に医療行為ですから、訪問医療を行っている医療機関に直接申し込みます。

うちの場合は、どちらもケアマネージャーに相談して、探してもらいました。

地域包括支援センターなども相談にのってくれると思います。

また申し込みの際に、医師の診断書や指示が必要な場合もありますので、確認しておきましょう。

【訪問医療サービスを実際に利用してみた感想は?】

〇訪問歯科サービス

歯医者.png
脳梗塞で半身不随の患者を、歯医者に連れていって診療してもらうのは、現実的に不可能に近いですから、訪問歯科医療には本当に助かっています。

リハビリ病院に入院していた頃は、言語聴覚士による嚥下障害のリハビリがあり、定期的な口腔ケアを受ける事が出来ていましたが、在宅での介護が始まってからは、言語聴覚士によるリハビリは無くなってしまいました。

その結果、やはり虫歯や歯周病が出てくるようになりましたね。

特に高齢になってくると、歯周病のケアをしていかないと、歯槽膿漏の原因になってしまったり、歯がどんどん抜けていってしまいます。

また虫歯も放置していると、痛みもそうですが、歯が折れてしまった事がありました。

訪問歯科サービスを受診するようになってからは、一ヶ月に一度は、定期的に診てもらえるようになったので、気持ち的に安心できます。

治療は、車椅子に乗ったままで行う場合と、介護用ベッドを利用して行う場合があります。

ただし、在宅でできる治療は、歯石の除去や簡易的な虫歯の治療に限られていますから、親知らずの抜歯などは、総合病院に一泊入院して治療してもらいました。(父の場合は、脳梗塞の再発防止のために、ワーファリンを服用しているため)

訪問歯科サービスは、医療保険だけではなく、一部介護保険の診療費も支払っています。



〇訪問按摩(マッサージ)

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腰痛を緩和するためのマッサージは、父の腰痛がひどくなり、ペインクリニック(麻酔科)を受診して、神経系の痛みを和らげる薬を処方してもらっていたのですが、なかなか改善せず、ペインクリックで診断書を書いてもらって受診する事になりました。

訪問按摩の受診には、医師による診断書や指示が必要です。

こちらは完全に医療保険によるサービスとなります。

現在は週二回定期的に施術をしてもらっており、施術後は少しは痛みが和らいではいるようです。

ただし、なかなか抜本的な解決までには至っていないのが現状です。

父の場合は、元々椎間板ヘルニアと脊椎管狭窄症の手術をした経緯があり、その後脳梗塞を発症して半身不随となった事から、現在では外科的には治療の施しようがない状態で、薬で痛みを和らげたり、マッサージで緩和している状態です。

本音を言えば、訪問マッサージよりも訪問リハビリを受けたいのですけどね。

自治体のほうから、介護費用の削減で訪問リハビリが削られてしまいましたからね。

マッサージ自体は、痛みの緩和を目的としたもので、訪問リハビリのように機能の回復には効果がないので、少しでも機能の回復や維持を目的とした訪問リハビリを受けさせてほしいというのが、正直な気持ちです。



【自治体は、各自の状況を把握した上で、指示を出してほしい】

実際、訪問リハビリが削られてから、父の腰痛もひどくなりましたし、足の力が弱ってきて立てなくなり、介護の負担が急激に上がりましたから、自治体にはもう少し各自の状況をしっかり把握した上で、指示を出してほしいと思います。

介護費の削減が必要な事も分かりますが、介護費用を無理やり下げて、その分医療費が上がってしまっては、意味がないでしょうから。

また介護の負担が上がって、介護者のほうが腰痛になってしまったり、体調を崩してしまっては、それこそ元も子もないと思います。



【訪問医療サービスを受ける上での注意点は?】

一つは、訪問してもらう訳ですから、駐車場を用意してあげる必要があります

実際、駐車場を用意してあげられない時は、歯科も按摩も駐車違反で取り締まれないかと、何かそわそわしていますね。

診療時間が短くなっては意味がありませんから、我が家では訪問医療サービスを受診する時間帯は、家の駐車場を空ける事にしています。

もう一つは、やはり高齢化が進んできて、在宅医療サービスを利用する方が増えてきたのでしょうか、訪問歯科のほうは、なかなかスケジュールを合わせるのが難しくなってきましたね。

基本的には、どちらも父のデイサービスやデイケアが休みの日に来てもらっていますから、
歯科と按摩の時間が重ならないように、スケジュールを調整する必要があります

今回は、父が利用している訪問医療サービスについて紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?

特に歯科医療に関しては、歯周病を原因に他の病気が併発する場合もありますから、通院が困難な場合は、訪問医療サービスを検討してみたら良いと思います。

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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