貯金をしたいけど、なかなか貯金ができない。
家計簿も一生懸命につけてるけど、労力の割に効果が薄い。
と思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は、家計簿いらずで預貯金を増やす、私なりの方法を紹介したいと思います。
Contents
【貯金をしたいなら、預貯金を増やす仕組みを作る?】
「貯金をしたいなら、預貯金を増やす仕組みを作りなさい」とは、幾多の書籍やサイトでも紹介されていると思います。
要約すると、毎月の収入から、貯金分を先取りして、残った金額でやり繰りする方法ですね。貯金をする上では、確かに有効な方法だと思います。
ただし、毎月何万円と金額を決めて貯金していても、結局やり繰りが上手く進まず、赤字分を預貯金から補填して、という方も多いと思います。
また、家計簿をつけて、収入と支出をしっかり把握する事も大切だと思いますが、家計簿をつけていても、貯金ができないという方は、家計簿をつける事自体が目的になっていませんか?
預貯金を増やす方法は、他にも生活習慣の改善などが大変有効ですが、今回は固定費に絞って考えてみましょう。
【預貯金を増やす4つのステップ】
私が実践しているのは、以下の4つのステップです。
(1)各固定費の最高値を把握する。
(2)貯金用の口座を作り、各固定費の引き落とし先に設定する。
(3)(1)で把握した固定費の総額を(2)の口座に移す。
(4)固定費の中で削減できるものは、削減する。
順に説明していきますね。
(1)各固定費の最高値を把握する。
家計の支出は大別すると、毎月欠かさず、ほぼ定額で支払う固定費と月によって変動する変動費(食費、服飾費、娯楽費など)があると思います。変動費の節約は、別の機会に譲りたいと思います。
固定費というのは、生活していく上で、ある意味毎月強制的に支払わされるものですね。支払いが滞ると、サービスが停止してしまうものです。
一例を挙げると、以下のようなものがあります。
・家賃
・電気代
・ガス代、灯油代
・水道代
・固定電話、携帯電話代
・インターネット
・生命保険
まずこれらの最高値を把握してみて下さい。
・家賃は毎月変わりませんね。
・電気代は、冷暖房費によって大きく左右されますので、季節的には夏場と冬場が高くなると思います。どちらかの最高値を把握して下さい。
・ガス代は、お湯を使う機会が増える冬場が高くなると思います。またシャワーを浴びる機会が増える夏場も高くなるでしょう。どちらが高くなるか比べてみましょう。
・水道代は、洗濯の量や回数が多くなる夏場が高いのではないでしょうか。
・電話代、インターネット、生命保険は、ほぼ毎月変わらないですね。
各固定費の最高値が把握できたら、その最高値の合計金額を算出して下さい。
(2)貯金用の口座を作り、各固定費の引き落とし先に設定する。
普通の銀行でも構いませんが、現在のメガバンクや地銀の年利は、大体0.001%ですから、せっかく貯金をするのであれば、できるだけ普通預金の金利の高い銀行で口座を作りましょう。
一例を上がれば、普通預金の口座で年利0.1%(通常金利の100倍)を実現している銀行には、イオン銀行と楽天銀行があります。
ただし、どちらの銀行も金利を0.1%に上げるには、条件があります。
具体的には、イオン銀行の場合は、イオンカードセレクト といって、クレジット機能とWAONの電子マネー機能付きのキャッシュカードを作り、インターネットバンクの利用と、毎月1円以上のクレジットかWAONの使用、もしくはWAONのオートチャージの利用が必要です。
楽天銀行 の場合は、楽天銀行と共に楽天証券で証券口座を作り、マネーブリッジという形で銀行口座と証券口座を連係する必要があります。
イオン系列のお店でクレジットやWAONでよく買い物をされる方は、イオン銀行で、それ以外の方は楽天銀行が良いでしょう。ただし、両行共にATMの手数料などに注意点がありますので、詳しくは、下記関連記事をお読み下さい。
【関連記事】
イオンカードセレクトや楽天銀行のマネーブリッジについては、「イオン銀行が制度変更。イオンカードセレクトを利用している方は、今すぐ確認を!」 の記事をご覧下さい。
貯金用の口座を作ったら、各固定費の引き落とし先に設定しておきましょう。
(3)、(1)で把握した固定費の総額を(2)の口座に移す。
次は、(1)で把握した固定費の最高値の総額を(2)の口座に移します。
毎月自動振り込みか自動引き落としができれば、理想ですが、銀行に手数料が取られるのであれば、自分でATMで移しましょう。(銀行によっては、月に数回、振込手数料が無料となる銀行もありますので確認してみて下さい)
ちなみに貯金を増やす上で、一番重要なキーワードは〔絶対に銀行に手数料を払わない事〕です。
振込手数料やATMの時間外手数料は、場合によっては、金利の何倍~何10倍にもなりますから、手数料を払ってしまえば、金利の高い銀行を選ぶ意味が全くありません。
預貯金を増やしたいのであれば、〔銀行に手数料を払わない事〕は徹底して下さい!
さて、ここまでの3つの作業が済みましたら、貯金ができない人でも、貯金を増やす方法は、これでほぼ終了です。
【貯金を増やすからくりは?】
「えっ、これだけなの?」という方もいらっしゃるかもしれませんが、どういう仕組みで貯金を増やすのかは、お分かりになりましたか?
家計簿を毎月つけて、固定費の平均値などを把握しても、それだけでは貯金は全く増えません。
(1)で各固定費の最高値を把握し、その総額を算出しました。
この最高値の固定費の総額から、実際の固定費の総額を引いた、差額が毎月自動的に貯金されていく仕組みです。
水道代や電気代、ガス代は、月によっては差額が数千円になる事もありますから、年間にしたら数万円から10数万円の貯金になるのではないでしょうか。
また仮に今までの最高値を超える月があったとしても、預貯金(余裕資金)の中から引き落とされますから、その都度慌てて費用を補填する必要もありません。
基本的には、上記の3ステップを実行したら、あとは毎月固定費の最高値の総額を貯金口座に移すだけです。
ただし、固定費の最高値の総額が生活を圧迫するようでは、意味がありませんから、その場合は、平均値+いくらと自分で金額を調整しましょう。
思ったより、余裕があるという方は、貯金口座に入れる金額を少しづつ増やしていけば、更に貯金が増えていきますね。
(4)固定費の中で削減できるものは、削減する。
さて上記の3ステップで、貯金を増やす方法は、ほぼ完了しましたが、更に預貯金を増やしたい方は、もう1ステップ進んでみましょう。
具体的には、各固定費の中で削減できるものは、情報を集めて削減していきます。
固定費の削減は大別すると、電力会社や携帯電話会社といった各サービスを提供する契約会社や契約プランを変更するものと、本人の節約によるものがあると思います。
ここでは、簡潔な紹介だけします。
・家賃は、安くて良い物件があれば、引っ越す事で削減できますね。
・電気代は、契約アンペアを下げる事で毎月数百円ですが、削減になります。また、現在は電力会社も自由化となりましたので、料金比較サイトなどで比較してみると良いと思います。
価格にあまり差がない場合は、普段貯めているポイントを基準に選ぶといった考え方もあります。
↓楽天ポイントを貯めている方は、楽天でんきを選択する手もあります。
・ガス会社も自由化しましたので、料金を比較する事ができます。
↓LPガス(プロパンガス)の料金比較、見積もりサイト
あと、戸建て住宅に住んでいる方は、太陽熱温水器といった手段もあります。我が家でも利用していますが、基本的に7月~9月の夏場は、入浴などに関しては、ほぼガスは使わないですね。
・水道代は、節水シャワーや全自動食洗器などを使えば、節水になりますし、風呂のお湯を洗濯に再利用するなどすれば、節約する事が可能です。
実は究極の水の再利用法がありますので、近々公開する予定です。
・固定電話は、インターネットとセットにすれば、基本料は500円程度に下がります。携帯電話代は、格安携帯電話会社に変更すれば、数千円の削減になります。
・インターネットも各プロバイダーの料金を比較してみましょう。うちは2千円近く安くなりましたよ。
・生命保険に関しても、いずれ記事を書こうと思いますが、見直しをして、各世代ごとに必要な保障を考えてみましょう。
↓保険の無料相談↓
こうして、各固定費を削減していけば、総額で月に数千円から1~2万円位にはなると思います。
また、この削減分も今回のシステムを使えば、自動的に貯金していきますので、節約をすればするほど、貯金額が増えていきますよ。
【貯金ができない人でも預貯金を増やす4つのステップ。のまとめ】
今回は、私が試行錯誤してきた預貯金を増やす方法を紹介してみましたが、いかがでしたか?
要点は、固定費の最高値の総額を毎月貯金用の口座に入れるというところですね。
あとは固定費の引き落とし先を貯金用の口座にしてしまえば、差額分を自動的に貯金していきますし、固定費の削減や節約をしていけば、貯金額がどんどん増えていきます。
このシステムで高金利の銀行を選択すれば、半年ごとに利息がつきますし、元本に利息分を足したものに、さらに利息がついていきますから、複利の効果もついていきます。
半年後、一年後に口座を見るのが楽しみになりますよ(^-^)
さらに、今回の固定費の引き落とし先に、クレジットカードを利用すれば、クレジットカードのポイントも貯まっていきます。
↓クレジットカードの厳選方法は下記記事をご覧下さい。
やはり預貯金が増えていくと、生活にゆとりが出てきます。
各固定費の詳細な削減方法や変動費の削減方法(節約)に関しても、今後当サイトで順に説明していく予定です。
今回も最後までお読み頂きありがとうございます。
【関連記事】変動費の削減方法は、下記記事をご参考下さい。
〇変動費(食費、娯楽費、交際費)の削減は、生活習慣を見直せ!
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