以前、わたなべぽんさんの「やめてみた。」の書評を書きましたが、続編の「もっと、やめてみた。」も読んでみました。
前作が面白かったので、期待大で読み始めたのですが、結果はどうだったでしょう?
私自身の経験と共に、読みすすめてみたいと思います。
Contents
【もっと、やめてみた。】書評レビュー
この「やめてみた。」シリーズでは、日常の中で何となく使っている物や、何となく「モヤモヤする」考え方が、本当に必要なものかどうか、著者自身の経験を基に検証していくシリーズです。
2作目となる本作では、やめてみるだけでなく、そこから成長したぽんさんの考え方や心の変化が中心に書かれているようです。
もっと、やめてみた。
わたなべ ぽん 幻冬舎 2017-07-20
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第一章「身近なところでやめてみた」
(1)ビニール傘
出先で急に雨に降られて、仕方なく買ってしまう事も多いビニール傘。
皆さんは、どうされていますか?
ぽんさんの家でも気付いたら、自宅に何本もビニール傘が溜まっていたようです。
これは、習慣を変えないと、どんどん増えていってしまいますよね。
その習慣を変える方法が書かれています。ぽんさんの家ではどうやって変えていったのでしょう?
(2)プチプラアクセ
私自身は、男性なので、さすがにアクセサリーは買いませんが、読んでいて「これ、同じだよなぁ」と思った物があります。
それは「ベルト」です。
男性にとっては、ベルトって消耗品なんですよね。
サイズが合わなくなる事もありますし、しばらくするとベルトの穴が広がってしまったりね。
そうなると、すぐに使えなくなりますから、安い物にちょこちょこ買い替える。
でも安物は、合皮ですから、皮もすぐに剥げてしまって、結局また買い替えてしまう。
その繰り返しですよね。
と思って、私も今回は、本革の少し良いやつに買い換えたところでした。
考えてみると、同じように、少し良い物を持っていたほうが、結果として長持ちする物って結構ありますよね。
(3)観葉植物
植物が好きな方も結構いますよね。ぽんさんも植物が好きでよく買っていたそうですが、毎回すぐに枯らしてしまうそうです。
それで、植物を買うのをやめてみたそうですが、友達からのあるプレゼントをきっかけに、別の何かに興味を持つようになっていきます。
(4)髪型
この章では、髪型そのものよりも、「思い込み」を変えていくエピソードが書かれています。
「思い込み」で人を見てしまう事って多いですよねぇ(^^;)
(5)ボディソープ
これは私にも当てはまります。ボディソープを使うのは、ずいぶん前にやめました。
理由は、年齢を重ねていくと、やはり肌が乾燥してくるのですよね。
ただ、ぽんさんみたいに手作りまでは、しなかったなぁ。
本章では、手作りのハーブ石鹸の作り方なども紹介されています。
私もこれから勉強してみたいと思います。
(6)居酒屋
これは、前作での「毎晩のビール」の話しとも、共通しますよね。
私自身も、アルコールは、特別な飲み会以外では、ほとんど飲まなくなりました。
理由については、前作のレビューをお読みください。
第二章「人間関係でやめてみた」
(1)友達作り
ぽんさんが、中学時代の同窓会に出席した際のエピソードが紹介されています。
話が少し脱線しますが、大人になってからの友達作りって、本当に難しいですよね。
色々と考え出すと、どうすれば良いのか、分からなくなります。
というのも、上下関係がはっきりとしていれば、どう接すれば良いのか分かるのですが、まったくの対等の立場だと逆に難しいのですよね。
へたに下手に出ると、向こうは調子に乗りますし、ずっとその関係で付き合っていかなければなりません。逆に壁を作ってしまうと、誰も寄ってきませんしね。
私も数年前に高校時代の同窓会がありましたが、その後も連絡を取っている人はいないなぁ…。
結局は、こちらが好意を抱ける人とだけ付き合っていく事になるとは思いますが、う~ん考え出すと、やはり難しいですね。
以下の二章も内容的には、初対面の人とどう付き合っていくかが書かれています。人付き合いの苦手な方は、読んでみると、少しは心が楽になるかも。
(2)イベントブルー
(3)人見知り
第三章「囚われるのを、やめてみた」
(1)「センスの問題」
この章では、センスの問題というよりも、自分自身に対しての自信の無さから、ぽんさんが子供の頃の思い出したくないエピソードに触れています。
(2)いつから旅行好きに?
ぽんさんが、旅行好きになったいきさつが書いてあります。
旅行先だと、誰もこちらの事を知りませんし、干渉もされませんからね。
ありのままの自分に出会えるのかもしれません。
今の私は、父の介護があるので、旅行には行けませんが(T_T)
(3)生まれ直し
詳しい内容には触れませんが、誰にでも親のせいにしてきた事ってありますよね。
私自身も親の介護のせいにしてきた事が色々あります。上でもしてるし…。
でも誰かのせいにしていても、結局何も変わらないし、生きていけませんからね。
それに気づいて、自分の道を歩みだすことで、誰もが本当の意味で自立していくのかもしれません。
【読み終わっての感想は】
前回より、絵もシンプルで読みやすくなっていましたね。
世代的には、私のほうが少し上になるので、自分自身もそうだったよなぁと思う事が多くあって、共感できました。
人付き合いとか、色々と人生に空回りしている方には、良いヒントが見つかるのではないでしょうか。
でも、この世代からもう少し上の世代になると、そこから更に色々な責任が出てきたりもします。(親の介護とかね)
ぽんさんが、これから先もどう成長されていくのかが楽しみです。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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