在宅介護に役立つ必須アイテムに、ドレッシングボトルがあります。
「えっ!?ドレッシングボトルが何の役に立つの?」と思われる方も多いかもしれません。
実際に使われている方にとっては、当たり前の物なのですが、今回は、ドレッシングボトルの介護用の使い方をご紹介いたします。
Contents
【ドレッシングボトルは、排泄ケアの救世主】
「介護用大人おむつの正しい使い方」では、介護用おむつの着け方を紹介しましたが、問題は着けて外す時ですよね。
おむつを取り替えるだけで済めば良いですが、当然排せつ物が、体に付着している場合もあります。
トイレットペーパーやウェットティッシュで拭き取っている方も多いと思いますが、やっぱりあまり良い気分はしませんよね。
また高齢になってくると、皮膚が弱くなってくるので、あまり強くは拭けなくなってきます。
そういった時は、まず使用済みのおむつを体の下にひき、人肌程度のお湯をドレッシングボトルに入れ、汚れをおむつの上へプシュっと流してしまいましょう。
↑こういったポジションで、使用済みのおむつの上に流してしまいます。
流した後に、トイレットペーパーなどで軽く拭いてあげればOKです。
汚物は、おむつと一緒に処分してしまいましょう。
タオルなどで拭くと洗濯が大変ですし、ウェットティッシュやトイレットペーパーを何枚も使う事になるので、ドレッシングボトルを使えば節約にもなります(^-^)
【ドレッシングボトルは、セルフ式ウォシュレットとしても使えます】
今や日本のトイレの習慣にもなっているウォシュレット。
一度、習慣になってしまうと、無いと不便ですよね。
私などは、ホテルを予約する際も、温熱式便座があるかどうかが、ついつい気になってしまいます(^-^;
このウォシュレットですが、障害を持ってしまうと、家ではなかなか使えなくなります。
杖を使って自分でトイレに行ける方は、問題ないですが、ポータブルトイレを使っている方は、家では使う事が出来ません。
うちの父も、たまにはお尻を流したいから、家のトイレを使わせろと言いますが、現実的には難しいです。
ウォシュレット機能付きのポータブルトイレもありますが、やはり値段が高いです。
TOTO 2007-04-01
売り上げランキング : 232854
|
ここで役に立つのが、ドレッシングボトルですね(^-^)
使い方は、人肌程度のお湯をドレッシングボトルに入れて、患者に立ち上がってもらい、パンツを履く前に、プシュっと流すだけです。
少し前屈みになってもらって、お尻を突き出してもらうと、流しやすいです。
終わった後は、トイレットペーパーで拭いてあげれば、こちらもOKですね。
ちなみに、携帯式のウォシュレットも市販はされていますので、外出時は便利かもしれません。
Timin
売り上げランキング : 3823
|
【ドレッシングボトルは、褥瘡(じょくそう)などの外傷の洗浄にも使えます】
寝たきりの状態が長くなると、褥瘡(じょくそう)床ずれができる事があります。
褥瘡にも段階があって、初期症状は皮膚に赤みが出る程度ですが、ひどくなってくると皮膚がむけて、中の組織が剥き出しになります。
こうなると皮膚がなかなか復元されないので、治るのに時間がかかります。
地道に薬を塗っていくしかないのですが、薬を塗る前に、やはりドレッシングボトルで洗浄してあげるといいですよ。
基本的に傷口には、あまり手を触れないほうが良いですからね。
【ドレッシングボトルは、100円ショップで買えます】
この便利なドレッシングボトルですが、普通に100円ショップなどで売っています。
(Amazon.co.jpなどのネット通販でも、買えますが、送料が高いです。ネットで買う場合は、まとめ買いしたほうが良いでしょう)
あまりしっかりしたボトルだと、押しにくいですから、柔らかいプラスチック製の物が良いです。
基本的に消耗品ですから、汚れたり、変形した時は、早めに取り替えましょう。
今回は介護のおすすめアイテムとして、ドレッシングボトルの使い方を紹介してみましたが、いかがでしたか?
こういう安くて身近な物でも、うまく応用すれば、在宅での介護に役立ちますね。今後も良い物があれば、紹介していきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
ブログランキングに登録してみました。応援して頂けると幸いです(^人^)
【関連記事】