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和室の畳をフローリングにDIYリフォーム!

フローリングTOP画像
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二階の和室の畳が痛んできたので、畳をフローリングにDIYでリフォームしてみました。

初めての経験で少し大変でしたが、おおむね満足いく仕上がりとなったので、畳をフローリングにリフォームするメリット(デメリット)と手順を紹介します。

畳をフローリングにリフォームするメリット

畳をフローリングにリフォームするメリットとしては、以下の点があります。

畳をフローリングにリフォームするメリット
  • 床が頑丈になる(安心)
  • 見た目がキレイ
  • 掃除が楽(らく)
  • Gやムカデのなどの虫が入ってこない
  • DIYだと安価で済む

畳をフローリングにリフォームする事で床が頑丈になり、在宅介護をする場合は、車椅子での移動が可能となります。

見た目もきれいになるし、掃除も楽で、安心感が違います。

また以前は、Gやムカデなどの虫が壁の中などを昇って、畳の淵から出てきていたのですが、リフォームしてからは一切なくなりました(^-^)

DIYでリフォームするメリットとしては、やはり安価で済むといった点があります。

事前にいくつかのリフォーム業者で見積もりを取ったところ、六畳間で大体20~30万でした。DIYであれば、10万円以内でも可能だと思います。

畳をフローリングにするデメリット

逆にデメリットとしては、古い家の場合は、部屋の隅が正確な直角でなかったり、根太(下地)の状態によっては、床が水平にならない場合があります。

隅が直角でない場合は、フローリング材を状況によって加工したり、隙間部分をコーティングし、見切り材をするなどの対策が必要です。

下地の高さが違う場合は、新たに組む下地(根太)によって、高さを調節します。

上記のような場合は、業者に頼んだほうが無難かもしれません(^_^;)

リショップナビリフォーム業者探しは、無料のリショップナビが便利です。

畳をフローリングにリフォームする手順

畳をフローリングにリフォームするやり方は以下の通りです。

畳をフローリングにリフォームする手順
  1. 畳を剥ぎ、部屋の寸法を測る
  2. 必要な部材や道具を揃える
  3. 根太(下地)を組む
  4. コンパネ張り
  5. フローリング張り
  6. 状況に応じてコーティングや見切りを加工

順に説明していきます。

畳を剥ぎ、部屋の寸法を測る

和室の畳の写真
築46年の畳、日に焼け、家具の重さで所々がへこんでいた。

まず畳を剥いでみましょう。

畳を剥いだ床板の写真
畳の下には床板が敷いてあり、その下には床板を支える根太(下地)があります。

床板を踏んでみて、床板が沈んだり、ギシギシ音がする場合は、床板や根太が傷んでいる場合があります。

傷んでいる場合は、既存の床板と同じ厚さのコンパネや、根太も同サイズの角材を購入して取り替える必要があります。

二階の床の根太は、一階の天井の梁に組み合わされているので、プロに依頼したほうが無難かもしれません。DIYは安全第一です。

部屋の寸法を測る
  • 四辺の寸法を測る
  • 四隅が直角であるか確認
  • 既存の床板から敷居や巾木までの高さを測る
  • 床板が水平であるかの確認

床板や根太に問題がなければ、まず四辺の寸法を測ってみましょう。

江戸間の六畳間なら、大体3.6m × 2.7mの範囲だと思います。ミリ単位で測って下さい。

次に四隅が直角であるか、曲尺(差し金)などをあてて、確認してみてください。

直角でない場合は、後々何らかの加工が必要となります。

巾木のアップ写真
次に床板から敷居や巾木までの高さを測ります。畳の標準的な厚さは5.5センチ~6センチなので、大体7センチ位だと思います。

後々行う根太組みや合板張り、フローリング張りは、この高さの範囲内で行わなければなりません(例、根太3センチ + 合板1.2センチ + フローリング1.2センチ =計5.4センチ)

は、 外壁(縦)側の巾木は、床板との間に隙間が空いていました。おそらく換気のためだと思いますが、ここからGやムカデが入ってきていたのでしょうね(^_^;)

最後に床が水平であるかを水平器を使って確認しておきましょう。

水平器は1000円位からあります。また100円ショップに売っている事もあります。

この段階で、DIYで可能かどうか、念入りにシュミレーションしておきましょう。

必要な部材や道具を揃える

和室の床を畳からフローリングに変えるのに必要な部材や道具は以下の通りです。

必要な部材
  • フローリング材
  • コンパネ
  • 下地用角材
  • ビス

フローリング材は、大体30センチ × 180センチのサイズで6枚入り(2畳分)で一箱となっています。六畳間の場合は、三箱必要です。

価格は、材質などによりピンキリですが、一箱7,000円位から2~3万位の物まであります。

老後に車椅子などを使用する可能性がある場合は、車椅子使用可の商品を選びましょう。

フローリングは、やはり大建工業や永大産業の商品が安心感はあります。

捨て貼り工法の場合は、根太の上にコンパネを貼ります。コンパネのサイズは、90センチ × 180センチです。厚さは、私は12ミリの物を使用しました。

下地用角材は、高さ調整のため行います。先ほど採寸した既存の床板から敷居までの高さから、コンパネとフローリングの厚さを引き、敷居を超えない範囲のサイズを選びます。

ビスは、既存の下地に届くよう、既存の床板 + 新たな下地材 + 何センチ打ち込むかで選びます。
(例:既存の床板1.2センチ + 新たな下地材 3センチで4.2センチ +3センチ位打ち込みたいのであれば、7センチのビスを用意するなど)

必要な道具
  • インパクトドライバー
  • 木工用ボンド

今回の作業のように、7センチのビスを使うなら、やはりインパクトドライバーがあった方が良いでしょう。

釘でも打てない事はありませんが大変です。

インパクトドライバーは、小型であれば本体のみ15,000円位からあります。(バッテリーや充電器は別売り)

木工用ボンドは、フローリングを貼る際に必要です。

結構な量を使うので大型ボトルや詰め替えも用意しておきましょう。

根太(下地)組み

畳を剥いだ状態で、既存の下地(根太)や床板に傷みがなければ、そのままフローリングを貼っていく事もできますが、その場合は敷居より5センチほど床が低くなります。

危険でもあるので、今までと同じ床の高さにしたほうが良いでしょう。そのためには、新たに下地を組み、高さを調整する必要があります。

一般的には既存の床板に傷みがなければ、床板の上から既存の下地に交差するように、新たな下地(根太)を組んでいきます。

床板の傷みがひどい場合は、床板を取り替えるか、床板を剥いで、既存の下地に直接新たな下地(根太)を組んでいく事も可能です。

私の場合は、古い床板を剥ぎ、既存の下地と交差するように、コンパネを貼り、根太は既存の下地に沿うように、大体45センチ間隔で下地(根太)を打ちました。

今回のやり方だと、強度がやや弱い部分もあったので、既存の根太に交差するように、30センチ位の間隔で下地を組んだほうが良いと思います。

合板張り

根太(下地)に合板を仮止めしている写真
下地を打ち終わったら、合板(コンパネ)を仮止めしていきます(私の場合は12ミリのコンパネを使用)

この仮止めの段階で、合板の上を歩いて、弱い所がないかを何度も確認しましょう。

弱い所があれば、コンパネを一旦剥がして、角材の端材などで補強します。

また、水平器で各所が水平かどうか、下がっている所がないかも確認しましょう。

下がっている所があれば、根太に薄い木材を貼って調整します。

フローリングを貼ってからの調整はできません。この段階で納得いくまでやりましょう!

床板の仕上がり写真
床の調整が終わったら、本止めします。

フローリング張り

合板張りに納得ができたら、フローリングを貼っていきます。

といっても、いきなり貼る訳ではなく、一列ずつ仮合わせをしていきます。

仮合わせをして、ずれがなければ、裏面に木工用ボンドを塗り、フローリングを組み合わせて、ビスか釘で止めていきます。

床板の上にフローリングを貼っている写真
一般的には、レンガ貼りが主流ですが、私の場合は左右交互に切断する板を変えて行いました。

最後の一列は、壁までの寸法を測り、カットした上で張り合わせていきます。

フローリングを張り終えた写真
仕上がりです。何とかキレイにできました!

まとめ

今回は、和室の畳をフローリングにDIYで張り替える方法を紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。

私の場合は、根太組み、合板張りの段階で何度もやり直したので大変でしたが、結果的に納得いく仕上がりになったので達成感があります。

キレイに仕上げるコツは、とにかく根太組み、合板張りの段階で納得いくまでやる事です。

DIYでやれそうだと思った方は挑戦してみてください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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