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父の退院。デイサービス(介護保険サービス)の利用方法。

デイサービス
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今回からは、退院後の介護生活を記載していきたいと思います。

退院後の介護生活で一番重要な事は、デイサービスやデイケアなどの通所での介護保険サービスや訪問での訪問介護サービスを上手に活用しながら、介護を必要とする人も介護を行う人も、支障なく介護生活を送っていく事だと思います。

今回は、まずデイサービスについて紹介してみましょう。

【デイサービスとは?】

デイサービスとは、訪問ではなく通所で(迎えに来てくれる)、主に入浴と食事の提供を行ってくれる介護保険サービスの事です。

特に入浴に関しては、「在宅介護の準備1」に記載した(A)の状態の方以外は、自宅での入浴はかなり難しいと思います。

(すべて脳梗塞の患者で片側が麻痺している状態を想定しています)

(A)歩行が可能で、補助無しでも立位を維持できる。
(B)歩行はできないが、車椅子の操作が可能で、補助が一人付けば一定時間立位を維持する事ができる。
(C)Bの状態から、立位の維持が難しくなる。ベッドから車椅子やポータブルトイレへの移動に複数人の補助が必要となる。

※ 立位の維持ができるかどうかと、立位の維持に補助が何人必要かが最も重要になってきます。

(A)の状態の方であれば、自宅での入浴も可能そうですが、転倒の可能性もありますし、やはり入浴中は常時一人は付いていないと怖いですね。その場合は、訪問の介護サービスを利用する手があります。所謂、ホームヘルパーさんですね。

入浴介護.jpg

父の場合(退院時はBの状態で、現在はCの状態)は、自宅での入浴は完全に無理でしたので、デイサービスを利用する事としました。




【デイサービスって具体的に何をするの?】

では、デイサービスを実際に利用した場合の一日を追ってみましょう。

(1)朝、決まった時間に迎えに来てくれる。

一時帰宅.jpg

デイサービスの利用日は、朝決まった時間に迎えに来てくれます。連れて行くとなると、それだけでも大変ですから、送迎があるのはありがたいですね。

(2)入浴介助

風呂入れ.jpg

デイサービスの一番の特徴は、前述したように 入浴 の介護サービスがある事です。実際には、父のように立位の維持すらも難しい場合は、機械浴での入浴になるようです。

(2)食事介助

食事.jpg

デイサービスのもう一つの特徴は、食事の介助サービスがある事です。病院食と同じように適格なカロリーや栄養素を計算した上で、おかゆや粗刻みなど、嚥下の症状に合わせた食事が提供されます。

(3)レクリエーションや簡易的なリハビリ

715790.jpg

空き時間には、リハビリを兼ねた簡易的なゲームや運動(体操)を行っているところも多いようです。

こうして自宅のみで過ごすよりも、他の利用者と話をしたり、ゲームをしたりする事で社会との関わりを持ち、他者とのコミュニケーションを取る事ができます

あと父の場合は、立位の維持など、多少は立つためのリハビリも行ってもらっているようです。

2立つリハビリ.png

また、こうして一定の時間(朝から夕方位まで)を施設で預かってもらう事で介護者(家族)の負担を軽減するという効果もあります。



【デイサービスの利用方法は?】

デイサービスの利用の申し込みは、やはりケアマネジャーを通じてとなります。

ケアマネジャーに利用したい曜日や日数などの希望(例:月・水・金で週3日など)を伝えて、それを基にケアマネジャーが各施設の空き状況などを調べ、いくつかの施設の紹介と提案をしてくれると思います。

パンフレットやケアマネージャーの話を聞いて上で、利用施設を決めていきましょう。

〇施設側との面談

面談.jpg

利用施設が決まったら、実際の利用前に、その施設の担当者との面談があります。

現在の体の状態はどうなのか、食事はどういった感じが良いのか、トイレや入浴の際にはどの程度の介助が必要なのか等を、細かく聞き取った上で、実際の介護の現場にて活用します。

〇施設の利用体験

ゲーム.jpg

大体の施設は、一度体験利用をしてみてからの本契約となります。

雰囲気の合う合わないがありますから、いくつかの施設を体験してみると良いでしょう。

また月曜と金曜はA施設、水曜はB施設といったように、複数の施設を併用して利用する事も可能です。(それぞれに特徴があります)

自宅で介護を続けていく上で、デイサービスの利用は必須だと思います。やはり丸一日の介護を何日も続けるのは大変ですからね。下手をすると共倒れになります(^_^.)

父がデイサービスを利用し始めた頃は、ちょうど介護保険サービスが始まった頃で、他業種からも介護サービスに参入する業者が多かったように思います。

その後、介護保険の制度がどんどん変わっていく中で、撤退する業者も多く、現在ではやや洗練された感がしますね。

次回は、デイケアや訪問リハビリについて、お話したいと思います。

次の記事 退院後のリハビリ。訪問リハビリやデイケアを利用する。≫

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。

他の介護保険サービスの利用方法については、下記記事をご覧下さい。

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